“ 再現したかったのは昔のハワイのホテルのタオル。 ”



ホテルのタオルはへたりにくいように目をつめた作りになっていて、肌触りがリッチ。
これは何度も洗う使用に耐えることと宿泊者が心地よく感じるホスピタリティーの両立でできあがった仕様です。

世の中はタオルを消耗品と考え安く作ろうとして目が粗く薄っぺらいものが多いですが、P.F.S.のタオルはホテル仕様のように目が詰まっていて柔らかく肌触りがよいものにこだわりました。
何度も洗って長く育てていって欲しい。そんなタオルができあがりました。




ORGANIC COTTON TOWEL
White / Blue
wash towel: W340 D350 750円 ( 825円 税込 )
face towel: W340 D800 1,600円 ( 1,760円 税込 )
shower towel: W340 D1200 2,400円 ( 2,640円 税込 )
bath towel: W600 D1300 3,600円 ( 3,960円 税込 )

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“ 開発ストーリーとORGANIC COTTON TOWELの特徴 ”



もともと沖縄でキャノン社のロイヤルタッチを気に入って使っていました。
このシリーズがすごく良かったのですが、アメリカでしか手に入らなくて、しかもアメリカの会社がつぶれてしまい、復刻させようと思ってP.F.S.でタオルを作り始めました。

キャノンという会社は、キャノン加工を開発した会社です。キャノン加工とは、とても長い綿に風を送って縒るというキャノン法のこと。キャノン加工のタオルとは、長めのループ(パイル)にねじりを加えて立たせたもので、吸水性も良く、乾きが早いという特徴のあるタオルでした。

でも日本では、キャノン加工ができなかったんです。そこで、オーガニックコットンを使って長いループをつくり、乾燥するときの糸がよれてループが1本のひも状になるという手法を開発しました。

P.F.S.では、単糸でパイルを長く設計し、使い込むほどに自然な捩れが発生して、キャノン加工したような風合いに近づいていくようにしました。糸の太さと撚り方の組み合わせを何度も検証を重ね、一番よいと感じたバランスの組み合わせを採用しています。

どうしてもベロアのように起毛したシャーリングタオルは通常のパイルのあるタオルより毛羽落ちしてしまうので、ループにすることで糸が抜けず、かつ糸の太さを変えて伸縮性を変えることでループが1本の糸になるような手法にしています。

タオルには順目と逆目があって、仕上げを順目で通してきれいになるように仕上げるのですが、P.F.S.のタオルはあえて逆目で通して仕上げていることも普通とはちょっと違う方法です。









”タオルをふわふわのまま長持ちさせる方法は洗い方が重要”




P.F.S.のタオルは今治タオルの老舗メーカー「IKEUCHI ORGANIC」との共同開発商品です。長年タオルだけに向き合ってきたメーカーにタオルの洗い方について聞いてみました。



タオルのケアとは、基本的に人間の肌のケアと同じです。
水分と油分。このふたつを与えないと肌はカサカサになってしまい、不健康なものになってしまいます。だから、お肌のお手入れとして、化粧水やクリームなどで肌に水分や油分を与えたり、時にはデトックスとして老廃物や不純物を体から出したりしますよね?タオルも一緒で、長くふっくらとした肌ざわりと保つためには、水分と油分を与えたり、時にはデトックスも必要です。

ふっくらさせるための3つの作法

(1)洗濯機に入れる前に、タオルをビショビショに濡らす。
(2)脱水が終わったら、タオルを風になびかせる。
(3)過乾燥に気をつける。


(1)洗濯機に入れる前に、タオルをビショビショに濡らす。

タオルのふわふわとした肌触りや弾力性をつくり出しているのは、タオル生地のパイルです。このパイルを良い状態に保つためには、洗濯機の中でタオルを水に泳がせる必要があります。

一方、タオルは水を吸います。乾いたタオルを洗濯機に入れた状態で水を注入すると、タオルが水をどんどん吸っていってしまい、洗濯機の中の水が不足してしまいます。この状態では、タオルを泳がせることができませんし、他の衣服の洗濯にも悪影響を与えてしまう可能性があります。なので、タオルを洗う時には、タオルだけ水にビショビショに濡らしておいて、その状態で洗濯機の中に入れるようにしてください。そうすると、洗濯機に注入される水をタオルが吸うことはなくなります。

(2)脱水が終わったら、タオルを風になびかせる。

脱水が終了すると、ドラムや洗濯槽にタオルが海苔(のり)みたいにくっついています。この状態で乾燥を行なってしまうと、ふっくらとしません。なので、脱水が終わったら、タオルを取り出し、風になびかせましょう。風になびかせることでパイルを立たせることができます。

その時の動作は勢いよくやることがポイントです。手首のスナップをきかせてください。フェイスタオルでも、バスタオルでも、だいたい3・4回くらいは風になびかせることが必要です。ちなみに私たちは、この動作を「パタパタ」と呼んでいます。

(3)過乾燥に気をつける。

乾燥機や乾燥機付き洗濯機で、乾燥が終了したら、すぐにタオルを出しましょう。乾燥が終了しても、機内の温度があがったままの場合が多く、入れっぱなしにしておくと、タオルに含まれている水分がどんどん失われていきます。また、天日干しの場合も、ずっと出したままだと乾燥しすぎてしまうので、早めに室内に取り込んであげることをオススメします。少し湿っていても、タオルだとすぐに乾きます。

また、乾きすぎてしまったという場合は、タオルに水分を与えてあげることが大事です。例えば、ご自宅にあるスチーマーの蒸気をタオルにあててあげてください。

まずは、この3つの作法を実践してみてください。
[ 柔軟剤について ]

基本的に、吸水性をタオルに求める人は、柔軟剤の使用はオススメしません。なぜなら、柔軟剤がタオル本来が持っていた吸水性を奪ってしまうからです。これは、柔軟剤の使用により、繊維に柔軟剤のカチオン系陽イオンが堆積してしまうからです。

ただ、柔軟剤なしで、合成洗剤を使って洗濯をすると、洗う力が強すぎて、綿本来が持っている脂分を全部奪ってしまいます。そのため、合成洗剤を使っている人は、柔軟剤を使わざるをえません。その場合は、柔軟剤によりタオルに堆積されたものを、3ヶ月や半年ごとに定期的にデトックスすることを心がけてください。

デトックス方法は「煮洗い」です。その名の通り、鍋で煮て洗う方法です。ぶくぶくと煮立った鍋の中にタオルと酸素系漂白剤(過炭酸ソーダ)を入れて、20〜30分程度、菜箸などでかき混ぜならが煮ます。

[ 洗濯には、洗濯用石けんを使用]

このように、合成洗剤と柔軟剤を使用した洗濯の場合、タオルのケアにどうしても手間がかかってしまいます。

そこで、私としては「洗濯用石けん」の使用が望ましいと考えています。石けんを使うと、タオルに油分を与えることができるし、繊維へのダメージが少ないからです。しかし、ご使用している洗濯機に、粉石けんは使わないで欲しい旨の注意書きが書かれている場合がありますので、ご確認をお願いします。これは、石けん洗剤投入口で石けんが溶けきれずに詰まってしまう可能性があるためです。

そのため、粉石けんを使う場合には、粉石けんと酸素系漂白剤を1対1くらいのバランスでプラスチックカップに入れて、お湯でかき混ぜて液体の状態にしてから、洗濯機に入れることをオススメします。また、液体石けんであれば、この手間がなくなります。

それと、洗濯用石けんの使用には、お湯が使える洗濯機の利用が適しています。冬で水が冷たい時期だと、どうしても石けんが溶けにくいという問題を抱えているからです。

これから洗濯機を新しく買うという方には、お湯が使用できる洗濯機をお選びいただくことを私としてはオススメしたいです。

[ ニオイをとるには、逆性石鹸でつけ置き ]

タオルのニオイをとりたいという人には、逆性石鹸でのつけ置きがオススメです。タオルを洗濯する前に、バケツに水と逆性石鹸を入れて、常温で1時間ほどタオルをつけ置きしてみてください。その後、つけ置きしたタオルを水でよくすすいでから洗濯をすると、ニオイはほとんど取れます。是非試してみてください。

引用:  IKEUCHI ORGANIC公式noteより

IKEUCHI ORGANICさんのサイトにはもっと詳しい洗い方についてご紹介されています。ぜひご参考ください!












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